元気っ子
No. 62 平成15年4月4日

寒い長沢地区もやっと桜がちらほら咲き始めました。いよいよ15年度がスタートします。

クラスの構成は別紙でお配りしたとおりですが、3歳以上は4月当初から異年齢児集団として活動することになります。子供の集団でも大人の集団でも、もともと年齢が違う人たちで構成されているのが本来の姿です。家族も当然そうです。そういう中で一緒に生活することで自然に心や身体が、お互いに教えたり真似をしたり、優しくしたり逆に甘えたりして全人格的に成長していくのだと思います。保育園においては保育士は子供に何かを教えるというのではなく、よき人的環境としてそれぞれの子供たちの成長をいかに適切な援助してやれるかだと思います。そのためには保育士自身が人間力というか“子供を導く力“”をつけることが何より大事なことだと私は思っています。

0、1、2歳児、特に2歳については次の異年齢児集団でスムーズに力を発揮できるようにコーナー保育を取り入れて、基礎をちゃんとつけるようにしたいと思っています。

ながさわ保育園の先輩格である東京・八王子のせいがの森保育園、京都・山科の岩屋保育園もこの2歳児保育を大変重要に考えています。そして、年度の終わりには新年度を待たず異年齢児集団へ移行して、次の新年度に備えます。

★ながさわ保育園の保育目標は、『大人も子供も集える心安らぐ「地域のオアシス」となる』です。

以前はそれぞれの地域に自然と人の集まる場所があって、そこで特に女の人はいわゆる「だべって」いろいろな情報を得たり、ストレスを解消して次の活力を得たのだと思います。それが完全と言っていいほど「心安らぐ地域社会」というのがなくなり大人も子供も孤立し、不安を持って毎日を生活しています。ながさわ保育園はお母さん方がお互いに友達になったり、保育士にどんな些細なことでも話したり、相談したり出来るような環境を作っていきたいと思っています。地域に一番密着しているのが「保育園」だと思うからです。「あそぼうデー」「おしゃべり会」など特別な日を設定していますが、普段でも時間が空きましたら、気楽に話しかけて頂きたいと思います。

★保育方針は『子供たちにたくさんの友達(仲間)、自由に羽ばたける遊び場(空間)、ゆったりしたときの流れ(時間)を保障する』ですが、子供が子供らしく元気に成長するにはこの三つの『間』が絶対必要だと私は思っています。ところが、ちょっと見回して見てもわかるように、今の世の中からこの三つの間がどれも無くなっているか貧弱なものになっています。ながさわ保育園ではこの三つの間を特に大切にして保育をしていきたいと思っています。

★ほかに大切に考えているのは次のことです。

1.『保育園は子供たちのサンクチュアリー』〜子供たちがのびのび生活できる楽園になるようにしたい〜

 

2.『子は親の背を見て育つ』〜保育園では先生の生き方、気持ち、態度、話しぶりなどが大切で、それがすぐに子供に影響を与える。保育士の資質の向上に努めたい〜


3.『人間関係は人生の土台』〜世の中にはいろいろな人がおり、誰も彼もその中を否応なく生きていかなければならない。小さいときからいろいろな友達と関わって自分で「人間力」をつけていかなければならない。人間関係の力は人に教えてもらってつけられるものではない!

 

4.『保育園は大きな家庭』〜保育園は学校と違ってものを教えるところではない、上のようにみんなと生活することによって生きる力をつけるところである。家庭と同じように生活の場である。いい生活をすることによって感性も養われる。感性は人生を有意義に生きるのに大切だ〜

 

5.『自然に恵まれた環境』〜豊かな自然は感性を育てる。森や川あるいは村中になるべく出かけるようにしたい〜

6.『ゆっくり生きよう、ゆっくり育てよう』〜今やっとスローフード、スローライフなる言葉がはやりだしてきました。親自身も速い社会の流れに抵抗し、もっとゆっくり生きるようにしましょう。子供はいくら背中を押しても親の思うようにはいきませんよ。大きな物事にも挑戦する力、生きる力を出せるようになるには子どものころ何もかも忘れて夢中になってあそび込むことだと私は信じています〜


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