元気っ子
No. 67 平成15年9月2日

★   この土曜日、日曜日の晩はパリでの世界陸上での男子、女子のマラソンを見ました。男子の油谷は惜しくも5位に終わりましたが、女子のほうは2位、3位、4位と日本勢が続く快挙でした。前半のペースメーカーだった大南は残念ながら、途中でこけたりして上位には入れませんでしたが、最後まで完走しよく頑張ったと思います。監督の期待にこたえられなかったことと、自分が当初描いたようには事が運ばなかったということで、本人は目に涙を浮かべて本当に悔しそうな表情でしたが、この悔しさをバネにして次の機会に頑張って欲しいと思いました。

2位の野口はあの走りで疲れないのかなと思うくらい、ぴょんぴょん飛ぶように走っていました。これまでマラソンに2回出場し2回とも優勝ということですが、本当に肉体的にも精神的にもエネルギーを感じさせる人でした。アテネオリンピックではもう一つ上を期待できる頼もしい選手です。

★ マラソンが始まる前に各選手の練習風景が放送されましたが、今回3位に入った千葉選手は挫折し、一度はマラソンをあきらめ1年半くらいブランクの期間がありました。しかし、やはりマラソンが忘れられなくてQちゃんを育てた小池監督の門を叩きました。最初はまったく自信のなかった千葉選手をこのパリでの世界陸上に照準を合わせ、復活させた小池監督は本当にタダモノではないと思いました。見ていると、厳しいところは当然厳しいですが、ここぞと思うツボではやる気と自信を持たせるように上手に誉めています。それとお互いに信頼関係を築いています。そういった才能が小池監督には備わっているのでしょう。

★ 小さな世界でも「勝つ」ということは大変なことです。ましてや世界の強豪が集まる選手権で「勝つ」ためには並大抵の努力だけでは駄目で、強じんな精神的とその日に自分の体調を合わせる細心さがなくてはなりません。そうしてもほとんどの人が「負けて」しまうのです。そんな中で「勝つ」のは、もちろん本人の努力によるところが大きいですが、その力を引き出す監督、コーチの存在が大きいと思います。

★ 目を我が足元に戻せば、わが子を育てるのに、子どもたちを育てるのにお父さんやお母さん、それに保育士や先生がいかに子どもたちに寄り添い、そして適切に心の援助をしてやれるか、そして最終的にその子が自信を持って堂々と生きていけるようになるかが、我々が名監督になれるか、名コーチになれるかの分かれ道だと思います。キーワードは「誉める」と「信頼関係」です


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