元気っ子
No. 68 平成15年10月1日

★   各クラスのリーダーがその日の活動とか問題点とかを園長の私にノートで報告をしてくれるようになっているのですが、その報告を見ていてつくづく思うことは、手前味噌ですが、ながさわ保育園は周りの環境に本当に恵まれているなー、子ども達は幸せだなーということです。

 ヨチヨチあるきの子がお散歩の途中、赤い前掛けをした六地蔵さんの前で小さな手を合わせて「アン」をしたり、西の園庭で小山にやっとこさ登って滑って下りたり。そうしながらも無意識のうちに木の葉を渡る風の音、色々な小鳥の鳴き声を聞いている。あるいは、夏はこれ以上願ってもないような子どもにうってつけの泳ぎ場(御弊川)があります。自然の川は色々な石ころがあり、流れや深さが場所によってそれぞれ異なり、そこで遊ぶときはプールに比べれば何倍も神経を使わなくてはいけないし、体も色々反応しなければいけません。これから日増しに秋が深まっていきます。西の山(入道山等)や近くの山も日々色づいていきます。

★子どもたちは遊ぶのに夢中になっていて、心や体が無意識のうちに自然の変化に対応していることや、自然の移ろいを意識しては感じてはいないと思います。しかし、そういう中で日々生活することによって、知らず知らずのうちに、その子たちの芯の部分に人間としてなくてはならないものが育っていくのだと思います。自然は何者にも勝る教師です。しかし今、一番そういうものが必要な子どもたちの周りから、その自然が失われてきているのです。それに代わってテレビやゲーム、あえて言えば俗悪なおもちゃが子どもたちを囲んでいます。

★以前研修で、「幼児教育と脳」という著書もある脳科学者の話を聞いたことがありますが、脳の成長にも、あるポイント(臨界点?)があって、それまでに与えられた環境によって8割方決まってしまって、その後、別の環境を与えても出来上がってしまった脳にあまり変化は見られないということです。その年齢が小学校低学年だそうです。昔から言われている「三つ子の魂100までも」に相通ずるところがあるようです。小さいときの環境はとても大切でその人の人生をも決めてしまうほどだということです。今日のキーワードは子どもは自然の中で育てよ、小さいうちはテレビやゲームはなるべく見せるな、させるな!です。

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