元気っ子
No. 69 平成15年11月4日

★園庭の木々もそれぞれに紅葉を始めてきています。アメリカ楓、ハナミズキ、南京はぜ、柿、シヤラなどは赤系統、こぶし、プラタナス、とちの木、こなら、くぬぎ、藤などは黄系統の紅葉です。木がもっと大きくなると、秋は色とりどりの美しい園庭が見られるでしょう。楽しみです。

ライオン組の子供たちが、このところ東海自然歩道かよいをしています。隊長や副隊長を自分たちで決めて探検ごっこ的に歩いたり、途中の橋では、その橋を舞台にして「三匹のやぎのがらがらどん」を野外劇風にやったりと、目いっぱい楽しんでいるそうです。その山も日一日と赤や黄に染まって秋は深まっていきます。そういう中で時を過ごせる子供たちは幸せだと思います。

「豊かで美しい自然は子供たちの感性を育てます」そして「感性は人生を豊かに生きる為、大切!!」

★    最近、朝私が机に座って何かしていると、子どもたちがよく「おはよう」と挨拶してくれるようになりました。たったその一言だけで私もずいぶんと気持ちよくなります。誰でもそうだろうと思いますが、言った子供たちもきっといい気持ちだろうと思います。こういう輪がどんどん広がって言ってくれればいいなと思っています。“おはよう”は「今日も一日元気いっぱい活動するよ、よろしく!」というなかよし宣言みたいなものです。

このところお部屋では、子供たちには自分の思っていることをみんなの前ではっきりと、堂々と言えるようになる練習をしています。人前で堂々とするのは決して恥ずかしいことではなくかっこいいことなんだと、繰り返し言うようにしています(もちろん先生が率先してそうしなければいけませんが)。これまで日本人は「恥ずかしさ」に対して“仕方ないね”と寛容でしたが、国際時代になった今、それは通用しなくなってきます。これからの子供たちは人前で自分の考えを上手く伝えられること(表現)が、これから益々複雑・大変になるだろう社会を乗り切る大きな「生きる力」となると思います。

★今が一年中で一番いい季節です。上にも書きましたが、子供たちはバスに乗って園外に出かけることが多くなります。東海自然歩道のほか、ふれあい牧場(2歳児、3歳児)、牧田保育所やあかつき保育園との交流(5歳児)、これからの予定はもくもくファーム(4歳児)、みかん狩り(5歳児)、秋の鼓ヶ浦海岸(秋の海岸はまた一味違う)(5歳児)などです。そのほかC−バスを使ってそれぞれの地区の公園など

に出かけたり、あるいは、村?中をぶらぶら歩いて鶏やワンちゃんと遊ばせてもらったり、村?の人と言葉を交わしたりしてゆったりした時間を過ごします。いろいろな場所に出かけ、いろいろな人と会っていろいろなことをする・・・・・いろいろな経験をいっぱいいっぱいすることは何よりの「生きる力」!!

子どもにとっていろいろな友達と時間も忘れるくらい夢中になって遊ぶことが一番の勉強!!

★   高校生、中学生あるいは青少年が加害者になったり被害者になったりする事件、小さい子が犠牲になる事件が連日報道されています。一つ事件がおきると同じような事件が次々起こります。日本全体がいつの間にか「赤信号みんなでわたれば怖くない」的な体質になってしまっているように感じます。そしてして良いこと、悪いことの境が(身近な)小さいことから(人を殺すような)大きいことまでボヤケてきているようにも感じます。非常に怖いことです。

中高生などの問題は彼らの問題であると同時にそれ以上に我々大人の問題だと私は思っています。我々大人がそういう社会を作りそういう子供を育てたということを忘れてはいけないと思います。したがって今の社会を再生するのは我々大人です。

この月曜日の毎日新聞の一面の記事の中に「社会の基盤が液状化している」という表現がありましたが、社会の基礎的な単位である「家族」、「子供たちとゆったりかかわり笑い声が聞こえる一家団欒のある家庭」の再生が良い地域、良い社会とつながっていくのだと思います。 「子どもは親(大人、社会)の背を見て育つ」、「ゆっくり生きよう、ゆっくり育てよう」

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