元気っ子
No. 74 平成16年4月5日

寒い長沢地区も今日の暖かさでやっと桜が満開になりつつあります。いよいよ16年度がスタートします。今年は園庭の真ん中に枝垂桜が仲間入りしました。東の方の欅と2本、神野の沖さんがご厚意で植えてくれました。将来京都の円山公園の枝垂桜とはいかなくても、大きく立派に生長してくれるといいですね。

クラスの構成はお伝えしたとおりですが、3歳以上はトトロとピノキオ組に分かれて異年齢児集団として活動することになります。子供の集団でも大人の集団でも、もともと年齢が違う人たちで構成されているのが本来の姿です。家族も当然そうです。そういう中で一緒に生活することで自然に心や身体が、お互いに教えたり真似をしたり、優しくしたり逆に甘えたりして全人格的に成長していくのだと思います。ながさわ保育園においては保育士は子供に何かを教えるというのではなく、よき人的環境としてそれぞれの子供たちの成長を見極め適切な援助するという考え方をとっています。そのためには保育士自身が人間力というか、いわゆる「懐の深い人間」になるように努力してもらいたいと私は思っています。

0、1、2歳児、特に2歳については次の異年齢児集団でスムーズに力を発揮できるようにコーナー保育を取り入れて、基礎をちゃんとつけるようにしたいと思っています。
ながさわ保育園の先輩格である東京・八王子のせいがの森保育園、京都・山科の岩屋保育園、それに長崎のあすなろ保育園もこの2歳児保育を大変重要に考えています。そして、年度の終わりには新年度を待たず異年齢児集団へ移行して、次の新年度に備えます。ながさわ保育園も15年度末に、この方法を取り入れましたので、初日の今日は子どもたちは割りと平穏に過ごしていました。

★ながさわ保育園の保育目標は、『大人も子供も集える心安らぐ「地域のオアシス」となる』です。
以前はそれぞれの地域に自然と人の集まる場所があって、そこで特に女の人はいわゆる「だべって」いろいろな情報を得たり、ストレスを解消して次の活力を得たのだと思います。それが全くと言っていいほど「心安らぐ地域社会」というのがなくなり、大人も子供も孤立し、不安を持って毎日を生活しています。ながさわ保育園はお母さん方がお互いに友達になったり、保育士にどんなことでも話したり、相談したり出来るような環境を作っていきたいと思っています。地域に一番密着しているのが「保育園」だと思うからです。「あそぼうデー」「おしゃべり会」など特別な日を設定していますが、普段でも時間が空きましたら、気楽に話しかけて頂きたいと思います。

★保育方針は『子供たちにたくさんの友達(仲間)、自由に羽ばたける遊び場(空間)、ゆったりしたときの流れ(時間)を保障する』ですが、子供が子供らしく元気に成長するにはこの三つの『間』が絶対必要だと私は思っています。ところが、ちょっと見回して見てもわかるように、今の世の中からこの三つの間がどれも無くなっているか貧弱なものになっています。ながさわ保育園ではこの三つの間を特に大切にして保育をしていきたいと思っています。


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