元気っ子
No. 77 平成16年7月1日

園長 中瀬 弾正

★    「一斉に倣(なら)えの怖さ」という中日新聞の社説

この記事は、ながさわ保育園が異年齢児保育を進めているので、それに関連する記事としてある保護者が持ってきてくれたのですが、その書き出しはこうです。

『何十年か前、日本が貧しかったころ。子どもたちがいっぱいいました。子らは近所の子ども社会で遊び、育ったものです。物がなければ作る。大きい子から技と知恵を、していいこと、いけないことを教わりました。安危(危ない、危なくない)の分かれ、力加減も。ひっくるめて言えば、判断力を体得できたのでした。

その子ども社会が消滅して、子らの成長にきざした陰りは放置できないほど深刻です。(アンダーラインは園長)』

その記事全体の要旨は昔の「地域のガキ大将集団」の中でそれこそ口では表現できないほどたくさんのいろいろな体験をし、そしてさまざまな物事に対する判断力を身につけていった。一方、今の子どもたちの状況を座視できなくなってきた。文部科学省もやっと思い腰を上げて取り組み始めたのが、『異年齢児』を含むいろいろな人との交流を通じての地域社会の再生です。『異年齢の縦割り保育では、思いやりだけでなく判断力、行動力が育つ』ということも書かれています。異年齢がいっしょに育ちあう「学童保育」や、ながさわ保育園が今進めているような、保育園や幼稚園での「異年齢児集団保育」の良さ強調しています。

その一方、これまで日本社会が進めてきた「一斉」、例えば同じ年齢の子がみんな一斉に同じことをして似た域に達する、ことなどに対して果たしてそれでいいのかという疑問を呈しています。一斉なるものに従うのは楽かもしれないが、自前の判断力が鈍り、正邪、真偽、一番大事なこと、すぐしなければいけないことが分からなくなってくる、また、世の中を見回しても、“一斉”がロクな結果を生まないこと多々です、とも書いてあります。

 交差点などにゴミが山ほど捨ててあるのを見ると、正に『赤信号みんなで渡れば怖くない』で冷静な自前の判断力の欠如、正邪、何が大事かという判断ができない人が如何に多いかということでしょう。まず私たち大人がこの『赤信号・・・・』に流されることなく、何が正しくて、何が正しくないのか勇気を持って判断し、一人一人が責任を持って行動することから始めなくてはいけないと思います。

★この前の日曜日(6/27)、京都の室田先生をお招きして9時から3時まで自主研修をしました。ながさわ保育園の職員はもちろん、いそやま保育園、ほうりん保育園の先生たち、それに武田先生や市の保育主幹の先生も参加しての大研修会となりました。

室田先生は例のごとく、事例を挙げながら話をされましたので、どの先生もよく解った、参加してよかったということを言っていました。たとえば、ひとつの事例を挙げて見方が浅い先生はこういう行動をとった、見通しの利く先生はこういう行動をとったなどと先生の力量によって子どもへの対処がぜんぜん違ってくる、また、『保育指針』の読み方にしても、その内容を深く読み取れる人とそうではない人とではその保育方法がぜんぜん違ってくるということも何度か言っていました。とにかく、子どもを観る力、先を見通す力、その場その場で適切な判断ができ行動ができる力がとても大事だということです。それにしても、忙しい中時間を割いてわざわざ長沢まで来ていただいた室田先生には感謝感謝です。

     

月の行事予定

 

1日(木) 歯科検診(岡田先生 来園)
6日(火) 検尿、ぎょうちゅう検査
7日(水)     〃     回収日
8日(木)   〃  予備日、バス代・諸雑費集金日
12日(月) プール開き
14日(水) 歌唱指導、あそぼうデー
16日(金) さつきの里訪問、(ライオン組)
28日(水) 歌唱指導、あそぼうデー
30日(金)  お誕生会

お知らせ

 

★プール開きについて

  7月12日(月)にプール開きをします。水着、タオルをビーチバックに入れて持たせてください。(名前を必ず書いてください。) また、毎朝子どもの体調を必ずチェックし、プールカードに記入してください。カードは後日配布します。


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