元気っ子
No. 80 平成16年10月1日

園 長  中 瀬 弾 正

★私が最近気に入っているのは、新聞でもテレビでもよく見かける「公共広告機構」です。「赤ちゃんをしっかり抱いたお母さん」や「海辺のパラソルの下で、砂で作られた人間が波に洗われて崩れていく」そういう写真や映像です(時々保育園にも掲示してあります)。「お母さん(お父さん)、子どもをもっとしっかり見つめて下さい!しっかり心で受け止めて下さい!」、もう一つは「消えていくのは砂浜だけじゃないよ、崩れていくのは砂の人形だけじゃないよ!このまま温暖化が続けば我々人間も砂浜や砂人形と同じ運命をたどることになるよ!」と警告しています。

今や、子どもの育ち地球温暖化の問題はもうそう簡単には引き戻せないほど深刻な情況にあると思います。私たち1人1人が自分のこととして、真剣に受け止めそして行動を起こしていかないと本当に大変な事になると私は思っています。自分の出来ることから、足元から今すぐ行動を起こしていきましょう。

    

★長崎県佐世保市の小学校6年生の女児殺害事件のことが、「児童自立支援施設へ送り、2年間行動の自由を制限する」という家裁の決定が出た後、各新聞にそれに関する記事が一斉に出ました。朝日の社説にも「子育てに鳴らした警鐘」として書かれていました。その一部ですが、下記のようです。

 『・・両親は情緒的な働きかけが十分ではなく、おとなしく手のかからない子として問題性を見過ごしてきた。女児への目配りは十分ではなかった------。女児は幼い時から泣くことが少なく、おんぶや抱っこをせがまなかった。自分の欲求や感情を受け止めてくれる他者がいるという安心感も希薄だった。・・・そうした親子の危うさを抱えているのは、多かれ少なかれ、どの家庭も同じだろう。我が子の欠点や悩みに気づかないケースも多いに違いない。

 どこにでもいる子が、ふとしたきっかけで殺人を犯すことがあり得ることを指摘し、子育てのあり方を改めて考えさせようとした。家裁の決定はそう読むべきだろう。・・・忙しさを理由に逃げてはならない。テレビ漬け、ゲーム漬け、ケータイ漬けの中に我が子を放置していないか。

 親はなくとも子は育つ、と言われてきた。それは地域の中に子ども集団がしっかり存在し、遊びを通して社会性を身につけてきたからだろう。今や、そうした集団は消えてしまった。地域で子どもをどうはぐくむか、時代に合わせた方策を考えざるを得ない。 子どもにとって自分を理解してくれるよりどころは、まず親であり家庭である。それはいつの時代も変わるまい。』

★上に指摘されているように地域の子どもの集団が消え、さらには心和らぐ家族の団らんが消えつつある今、人間関係の濃密な保育園は様々な人間関係を身をもって学ぶところとして、更には基本的生活習慣や躾をお手伝いするところとして、保育園は大変大きな役割を負うようになってきたと痛切に感じています。しかし、保育園がいくら頑張ったとしても「親」には敵いません。「親の背を見て子は育つ」と言われるように、親の生き方、育て方が何よりその子の生きる基本となると私はいつも思っています。どうぞ、子育てには大いに手間暇をかけて頂きたいと思います。明るく、元気に、楽しくそしてゆっくりと。 

10月の行事予定

 
6日(水) バス代・諸雑費集金
9日(土) 運動会 《雨天・・16日》
13日(水) あそぼうデー(武田先生来園)・歌唱指導
15日(金) 絵画指導
19日(火) 牧田保育所5歳児来園
ライオンと交流 (手作りおべんとうの日)
22日(金) 内科検診 (川瀬先生来園)
27日(水) 歌唱指導、あそぼうデー
29日(金) お誕生日会
  


元気っ子TOPに戻る

ホームに戻る