元気っ子 

No96 平成18年1月6日

園長 中瀬弾正

 新年明けましておめでとうございます。今年も子どもたちが元気でたくましく育つ一年であって欲しいと願います。

  昨年はあれこれ例を挙げきれないほど色々な事件、様々な出来事がありました。暮れの朝日新聞の天声人語の一節に『・・・この一年、地上の様々なところで多くの命が散らされた。何事もないことは何でもないことではなく、尊い事だと、思い知らされる暮れである。』とありました。それほど何事もないことが有り難い、逆に言うとそれだけ普段の生活をしていても何が起こるか分からないような『物騒な世の中』でわれわれは暮らしているということだと思います。

いつも言っている事ですが、今や保育園は在園している子ども達を健全に育てることは当然な事として、『地域の子育て拠点』として地域の人たちと交流を図り、地域の再生を図っていくという大変重い役目を担っていると思います。

私は今のようなわけの分からない様々に事件が起きる原因の一つはいわゆる「地域」がなくなったこと、そこで一つ一つ積み上げられていくべき人間関係が全く頼りないものになったことだと思っています。都会でなく、こんな田舎でさえも隣近所と行き来がなくなり、隣に来たお嫁さんの顔も赤ちゃんが生まれた事も知らないというようなことが当たり前になっています。そこで、地域再生の一つとして、保育園が敷居を低くして地域の誰もが子育てに関する相談はもとよりどんな事でも相談や話に来れる雰囲気をつくる事、それに保育園側から地域に出て行って肩のこらないミニ集会みたいなのが出来ないかを考えています。

現に理事の松井吾一さんを先頭におじいさんやおばあさんが集まって歌を歌ったりお餅つきを手伝ってもらったりと少しずつ活動を始めています。何事もあせらず地道に一つ一つ積み上げていく事が大切だと思っています。

今の世の中は、コンビニなどの発達によって一人でも何不自由なく暮らしていけます。実のところ、人間関係はなかなかわずらわしいものです。しかし、人と人の間が「人間」であるように人生は、複雑に絡まった人間関係を乗り越えてこそ人生の充実もあり、喜びもあるのだと思います。そうしてこそ「人生」と呼ぶにふさわしいものだと思います。

ながさわ保育園も異年齢児集団保育を実施していますが、これも「人間関係の訓練」という狙いも大いにあるのです。違う人間同士が一緒に生活していれば色々なトラブルがあって当然ですが、それをお互いにうまく解決していく術を見につけてこそ、更に大きな複雑な人間社会に漕ぎ出していけるのだと思います。小さいときにこそ、それをしっかり身につける事はとても重要な事だと強調したいと思います。それはその人の土台となるのです。土台の無いところにいくら物を積み上げても、最後には崩れるだけです。今年もながさわ保育園はこの「人間関係」を柱にして、楽しく、おおらかに、元気に「保育」をしていきたいと思っています。(保育=養護と教育)

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月の行事予定

1月の献立


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