元気っ子 

No98 平成18年3月1日

                   園長  中瀬弾正

・ 全国私立保育園連盟は平成17年度から「子育てルネッサンス運動」を行っています。

この運動の柱は次の三点です。

・ 子ども自身の生きる力の再生

・  家庭の子育て力の再生

・  子どもと家庭を支える地域の再生

この運動についての座談会で、大きな事件を起こした青少年たちの時代背景を論じている中で、東大教授の汐見氏は「早く教育すれば優秀になるというような単純な図式、人間の行為を全て経済的な価値(数値)にしてしまうような発想や、効率、競争などが社会にわっと広まった環境の中に、子どもが巻き込まれてしまった」、子どもと保育総合研究所代表の森上氏は「自分で手塩にかけて育ててきたものが死んでしまって、もう帰ってこないというような生の経験や、あるいは直接体験など、絶対に欠かすことの出来ない体験やトラブル(ある意味ではいざこざ)などを経験していないと、人との折り合いが育たない―そういった経験を彼らは省略してきた」、また「日本の子どもたちの学力が低下してきた問題について、第2回目のPISA(国際学力到達度調査)でほとんどの教科で1位となったフィンランドでは、批判力、発想力、思いやりなどを教育目標の大きな柱に掲げていて、早稲田大の中嶋氏は『日本ではフィンランドの教育とは全く反対で、受験学力や偏差値のみを上げることに奔走し、OECD諸国で最近重視している“総合的な学び、教科書横断的な能力”を廃止しようとしている・・・こういう教育の取り組みでは、PISAでは今後、30位くらいまで落ちるだろう』と言っている。点数や偏差値、効率をどのくらい上げるかというような考え方に偏ったことのツケが、今、起きてきている」というようなことを述べています。

この冊子は掲示板のところにかけておきますが、私はとにかく小学校低学年までは遊びを通しての実体験、親や大人との普段の生活体験、友達同士のいざこざを含めた深い人間関係の訓練(訓練しようとやっている訳ではないが)がまず底辺にあって、それがこれから生きていく上での土台となって初めて、力強く生きていけるのだといつも思っています。座談会でも先生方が言っていますが、そういう土台作りが今の子どもたちには決定的に欠けていると思います。とにかく、友達どおしの遊び、それに生活者モデルとしての『親(大人)の背中』が子どもの育ちには、何より大切だと思っています。

<おわび>

  

1月末よりパソコンに不具合が発生し、ホームページを更新することができません。楽しみにし て、いらっしゃる皆様にご迷惑をおかけしています。直り次第更新しますので、今しばらくお待ちください。

3月の行事予定

3月の献立


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