元気っ子 

No99平成18年3月13日

副園長 市川温予

   異年齢児集団保育について(移行について1)

 3月6日の移行後の異年齢児集団保育ですが、特に2歳児(うさぎぐみ)の保護者の方は環境が変わり、集団も大きくなり、いろいろと心配な事が多いと思います。

 まだ移行して1週間しかたちませんが、2歳児の子どもたちも少しずつ異年齢児生活に馴染んできました。最初は朝登園したとき、不安で泣いていたり、保育士のそばをはなれなかった子も、だんだん集団の中ヘ入り、コーナーで遊ぶ姿がみられるようになってきました。

 まだまだ、2歳児の子はコーナーの使い方がわからなかったり、片づけ方がわからなかったりして、コーナーをあっちこっちといくこともあります。それを見て、3歳児、4歳児がやさしく声をかけたり、「ちゃんと片付けてから・・・」と教えてあげる姿をみかけます。

 また、2歳児は、はじめての大きな集団の中で、年上の子どもたちの活発な活動に圧倒されたり、自分もチャレンジしたがったり、世話好きなお姉ちゃんにまとわりつかれたり、または助けられたりとさまざまなかかわりがみられます。これが異年齢を母集団とすることで育っていくことだと思います。

 先週、4歳児の子どもたちがブロックコーナーで群れをつくって遊んでいました。その様子を2歳児のMくんがじっとみていました。(その子の顔はすごく真剣でした。)その後、4歳児の子どもたちがブロックを片づけ、いなくなると、2歳児のMくんがさっとブロックコーナーに入り、今まで4歳児の子どもたちがしていたことをまねはじめたのです。ブロックも色別のひきだしから使うものだけを出して遊んでいました。私は、その場面をみていて、これが異年齢保育ならではの経験だなあと思いました。


この保育形態は、異年齢集団を構成する子どもたちと職員集団がお互いに生活者モデルになることによって、子どもたちはお互いに「みて、まねて、まなぶ」ことができます。必ずしも小さい子が大きい子から学ぶだけではなく、小さい子と保育者のかかわりや他の異年齢児同士のかかわりからも、見て学んでいきます。 このように毎日の生活の繰り返し、積み重ねの中で子どもたちは育っていくのです。同年齢の中では十分に自分を発揮できなかった子どもが、少し年下の子どものなかでリーダーシップをとろうとすることは、とても良いことです。それを私達大人がうまく援助してやらなければと思います。

 

保育園生活で一番大切なことは、毎日楽しく生活すること、自分を発揮して活動しながら、お互いが譲り合い、助け合って楽しく暮らす事が保育の基本です。異年齢集団保育をスタートさせてもうすぐ4年になりますが、私は以前の一クラス一部屋主義の年齢別保育より、子どもたちにとってずっと育つのも大きいし利点も多いと思います。

 子どもたちはお互いをよく見ています。それが子ども同士であったり、大人の姿であったり、それを自分のものにしていくのです。いろんな年齢の子とかかわることで、子どもなりに頭をフル回転させて生活しています。これがファミコンなどバーチャル(仮想現実)があふれる、今の子ども時代とても大切な事だと思います。子ども時代を子どもらしく生きるための援助を私達大人ひとりひとりが、良く考えて行動していかなければと思います。

3月の行事予定

3月の献立


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