園長   中 瀬 弾 正

さあ、平成19年度が今日から始まります。平成になってから19年、その平成19年も1月〜3月とすでに4分の1が過ぎてしまいました。ながさわ保育園の新園舎が出来て、今年度で7年目に入ります。『光陰矢のごとし』といいますが、その『時が経つ』のが速いということが、最近ますます身をもって感じられるようになりました。『人間』そっちのけで時だけがどんどん過ぎていっているようにも感じます。『人間くささ』という言葉がありますが、その臭いもだんだん消えていき、『人間』がだんだん透明になってきている感じさえする昨今です。

 今年度の始まりの挨拶でも言わせていただいたのですが、私は子どもたちがこれから生きていくうえで一番大切なことは『人間関係』です。いくらものを知っていても、勉強が出来ても、人間関係がうまくいかなければ、その知識を生かすことが出来ません。逆に、極端にいえば、何も知らなくても人間関係のうまい人は、それなりに人生を上手く生きていくことが出来ます。その人間関係は子ども時代においては生身の人間同士がぶつかり合いながらも、いっぱい、いっぱい夢中になって遊びこむことによってはじめて体得できるのだと思っています。人間関係に自信がある子は、ものおじせずに色々な分野に(もちろん勉強にも)自分を押し出していくようになると思います。


 ちょうど1年前の『元気っ子便りNo98』にも、全国私立保育園連盟の『子育てルネッサンス運動』に触れて、同じようなことを書いています。

『この運動についての座談会で、大きな事件を起こした青少年たちの時代背景を論じている中で東大の汐見先生は「早く教育すれば優秀になるというような単純な図式、人間の行為を全ての経済的な価値(数値)にしてしまうような発想や、効率、競争などが社会にわっと広まった環境の中に、子どもが巻き込まれてしまった」、子どもと保育総合研究所代表の森上先生は「生の経験や、あるいは直接体験など、絶対に欠かすことの出来ない体験やトラブル(ある意味ではいざこざ)などを経験していないと、人との折り合いが育たない―そういった経験を彼らは省力してきた」というようなことを述べています。私はとにかく小学校低学年までは遊びを通しての実体験、親や大人との普段の生活体験、友達同士のいざこざを含めた深い人間関係の訓練(訓練しようとやっている訳ではないが)がまず底辺にあって、それがこれから生きていく上での土台となって初めて、力強く生きていけるのだといつも思っています。座談会でも先生方が言っていますが、そういう土台作りが今の子どもたちには決定的に欠けていると思います。とにかく、友達同士の遊び、それに生活者モデルとしての『親(大人)の背中』が何より大切だと思っています。』

このように私は『人間関係』の大切さをいつも、いつも言ったり書かせてもらっていますが、これからもことある毎にそれを訴えていきたいと思います。

それともう一つ「早寝、早起き、朝ごはん」も運動として進めていきたいと思います。


4月の行事予定

4月の献立


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