副園長 市川 温予

 

日に日に新緑が美しくなってきました。園庭の木々も雨が降った後はとくに色鮮やかになり、見ていると心が癒されます。気候のいい5月はどんどん戸外に出かけ、自然の中でわくわく・どきどき体験をいっぱいさせてあげたいと思います。

3、4、5歳児の保育

現在、3、4、5歳児の保育は、3、4歳児が異年齢集団、5歳児は年齢別で保育をしています。前回、乳児保育でもお伝えしましたが、3、4、5歳児も乳児同様ひとつひとつ丁寧に子ども達に声をかけています。私は、保育は乳児保育が原点だと思っています。乳児保育の延長線上にあるものが、「異年齢クラス」という形態です。乳児の時に大人としっかりと安定した関係をつくっておくことが基本的な信頼感につながるのだと思います。そして、新入児はもちろん進級児でも自分のことをいつも気にかけて一番大切に思ってくれる大人の存在が必要なのです。それがその場にスムーズに入っていけるパスポートのようなものです。心の支えになるものが、大人だけでないことは当然ですが、「物」や「友達」またそれらを用意したり、見守ったりする大人がいて「安心感」が生まれます。

 異年齢クラスもクラスの中に自分の居場所があって、心が安定し自分を発揮できるようになること、そしてひとつのおうち・家庭のような「クラス」を創っていくことの大切さをいつも感じています。

 子ども達にとって、心底自分の味方になってくれる大人とさまざまな年齢の子ども達、頼もしい子も、泣き虫の子も、怒りっぽい子もいろいろあって、それがいいのです。良さも弱さもみんな含めて解ってくれる大人がいれば子どもはちゃんと育つのだと思います。だから乳幼児期に育てておくべきことは、「コミュニケーションの力」です。それを支えているのは、人間関係です。3歳から5歳という幅のある中で、5歳だけど4歳のような子や3歳だけど5歳のような子、さまざまな発達があります。いろんな発達があっていいと思います。

 異年齢で生活するということは、多様な関係性、人間関係のトレーニングです。いろんな年齢の子が一緒にいることによって、お互いに「見て・真似て・学ぶ」ことがいっぱいあります。また、保育室の中に常設してあるいろんなコーナーも人と人との関わりの場であり、色々なトラブルの中で、また色々なタイプの子ども達の中で、仲間として認め合い、話し合いながら解決していくそのプロセスで人間関係が広がり、育ちあっていくのだと私は思います。子ども達はお互いに刺激しあって生活しています。

 その中でも特に5歳児の保育ですが、今は5歳児だけの保育をしていますが、夏前ぐらいからは、3、4、歳児の異年齢集団の中にもどるように毎日の保育を積み重ねています。

 

5歳児にとって大切な事は

        基本的生活習慣が整っていること。(食事の仕方・トイレの使い方・身辺整理など)

        話がじっくり聴ける、はっきりと話すことができること。

        生活リズムがしっかりできていること。

        友達づきあいができること。

        後片付けがきちんとできること。

などをくり返し丁寧に指導していかなければと思います。

毎日の生活の中で、丁寧にくり返すこと、そしておもしろそうと心を動かし、自分の手でやってみること、失敗してもまたやろうとするそのエネルギー、それらをあたたかく見守る大人のまなざしによって、子どもの心は支えられていくのだと私は強く感じています。

 私達保育士は子ども達一人ひとりの個人差を大切にしながら保育をし、一人ひとりのいいところをどんどん誉めて自己肯定感がいっぱい広がり、みんなが心地良く過ごせるような生活空間、環境を子ども達と一緒に創っていくことが今、必要なんだと思います。

 

 ホームページやクラス便りなどで、子ども達の写真をたくさん使わせていただいていますが、もしお困りの方が見えましたら、事務所までご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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