副園長 市川 温予

 

5月は新緑がとても美しく、戸外にいるとさわやかな風が吹き、過ごしやすい日が続きました。

子どもたちも新入、進級児とも、一人ひとりがクラスの中での居場所を見つけ安心して生活できるようになってきました。園庭では、元気に走り回っている子、スベリ台を何度も何度もすべって楽しんでいる子、砂場でお山を作っている子、縄跳びをしている子とさまざまな姿があります。

そんな中でも、友達と一緒に楽しんでいる子、また一人で遊んでいる子、友達の遊びをじっと見ている子がいます。子どもたちにとっての望ましい人間関係は、自由な中に「一人でも遊べるし、みんなとでも遊べる」ことだと思います。それが、仲間集団に参加する経験をもたないと「一人でしか遊べない子」になってしまいます。これから人生を生きていく子どもたちにとって、この「人間関係」は何よりも大事だと思っています。前回の元気っ子でもお伝えしましたが、乳幼児期は人間形成の基礎が培われる重要な時期です。だからこそ、どの年齢も「丁寧な心のある保育」をしていかなければと思います。

今回は、「地域との交流」についてお伝えしたいと思います。

地域との交流は、色々実践していますが、一番大切にしていることは、「挨拶はひとのつながり、自己主張の第一歩」というように、散歩などで地域に出かけたときは、「こんにちは。」と近隣の人に子どもたちと一緒に挨拶をしています。畑で作業をしてみえる人も手をとめて、「どこへ行くの? いいお天気やなあ。」といつも声をかけてくれます。畑の野菜を見せてもらったり、お花を見せてもらったりしています。

先日(5月29日)は、おじいちゃん、おばあちゃんにお世話になり、「どうかん団子作り」をしました。子どもたちもとても楽しみにしていて、おじいちゃん、おばあちゃんから知恵や温かい心をいただきながら、伝承的な文化に触れる体験をさせてもらいました。

「昔はどうかん団子もよく作ったなあ。」といろんな話をしてくださいました。核家族の中では、お年寄りと触れ合うことなく成長することが多いので、こういう交流はとても大切だと思います。

また昨年は、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に給食を食べる機会が何度かあり、食事の作法(マナー)を教えてもらったり、食材についての話をその場で聞かせてもらったり、昔話をしてもらったりと楽しい時間がもてました。今年も計画しています。

昨年、介護施設「鈴の丘」から交流のお誘いがあり、ライオン組(5歳児)が2回訪問させていただきました。1回目はクリスマスツリーの飾り付けをおじいちゃん、おばあちゃんたちと一緒にしました。2回目は、「クリスマス会」に招待していただき、一緒に歌を歌ったり、子どもたちがピアニカを披露したり、手作りのプレゼン卜を一人ひとり渡したりしました。普段の生活では、高齢の方で車椅子に乗ってみえる人との出会いはほとんどないので、いい経験になったと思います。いろんな人との関わりを通して、現実の体験の中で感じることや学ぶことは子どもたちにとってとても大切なことだと思います。施設の人に喜ばれたり、歓迎されたりすることで子どもたちも喜びや自信に繋がるんだと思います。また、施設のおじいちゃん、おばあちゃん達にとって、子どもたちのパワーや可愛らしさは確かに元気を与えているようでした。

このように「地域との交流」は子どもたちにとって、人間関係のトレーニングでもあり、実体験を積み、いっぱい、いろんなことを学んでほしいと思います。そして心の優しい子に育ってくれることを願っています。

次回は、園開放(あそぼうデー・おしゃべり会等)と園の職員研修、それに園医さんなど関係機関についてお伝えします。

 

 ホームページやクラス便りなどで、子ども達の写真をたくさん使わせていただいていますが、もしお困りの方が見えましたら、事務所までご連絡ください。よろしくお願いいたします。

6月の行事予定

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