副園長 市川 温予

 

突然の雨)

雨が降ったり、晴れたりという現象は、大人にとっては、なんでもない現象かもしれませんが、環境が変化するということに子どもは本当に敏感です。

6月のある日、大粒の雨が降り、バラバラという園の屋根をたたくほどの音になり、あまりの雨音にじっと耳をすまし、窓から園庭を真剣な目でみつめている子どもたちがたくさんいました。

翌朝は雨がやみ、園庭はいつもとは違っています。

園庭に小さな川ができたり、砂場の砂も泥んこあそびの素材に好適なことを子どもたちは知っています。手のみならず、足で穴をほる子、泥をこねる子、雨の湿りだけでは不足とばかりに水道からバケツで水を運ぶ子など実にさまざまな遊びが生まれ、私達保育士も思わぬ遊びの展開にあらためて子どもたちの遊びの世界を再認識させられました。

子どもは全身で環境にかかわろうとします。それが子どもの自然な姿だと思います。

今回はながさわ保育園の子育て支援事業の「あそぼうデー」と「おしゃべり会」「子育て相談」についてお伝えしたいと思います。

あそぼうデー

毎週水曜日に行っています。

平均15組の親子が来園され、午前中ですが、楽しく過ごしてもらっています。最初はお母さん同士も遠慮していましたが、回数を重ねるごとにお母さん同士が顔見知りになり、仲良くなっていく姿があります。

お母さん達はいろんな話をされ、また子ども達が楽しそうに遊んでいる姿に優しい母親のまなざしをおくっているところを私はよく眼にします。忙しい毎日の中で、ほんのひとときゆっくりと気持ちにゆとりを持つ時間があることは本当にいいことだと思います。また、家庭では1対1の子育てで、親子関係がカプセル状態になっていて話をするのも耳に入る言葉も母親の音声のみ。いろんな親子に出会うことで、親も子も刺激になっていると感じています。そして、お母さん同士の交流、情報交換が行われている様子を見守り、子育てを楽しみながらできるように適切な援助を続けていくことが大切だと思っています。

 子育て相談も多いのですが、お母さん達の置かれているさまざまな立場を理解しつつ、子育てのパートナーとして、心のつながりを持ち、一緒に喜んだり、苦しんだり、お母さんの生き方に共感したりその上で柔軟にかつ慎重に応えていかなければと思っています。

育児は地道で時間のかかることなので、単発的なイベントよりも日々の生活の中で気軽に相談したり、話をしたりする場をつくっていくことが一番大切だと私は思っています。

また、あそぼうデーにくることによって「育児」という同じ立場の人が集まり、おしゃべりの時間が持てるだけで育児のストレスも半減するようです。

そして、いろんなお母さん同士の出会いの場、支えてもらったり支えてあげたりの関係でつながっていくのだと思います。

大人が笑顔で楽しそうに話しをしていると、子供達も自然とその周りで遊びはじめます。安心するのでしょうね。

そして、支援センターは、ただほっとする場、お母さん同士が出会う場だけでなく、お母さんが一人の母親として、一人の女性として生きていくための手だてのもとをさがすところでもありたいと思っています。

「子育てにやさしい地域」がどんどん広がることがお母さんたちの子育てを支えます。幸せ空間が広がることを私はいつも願っています。


おしゃべり会

毎週木曜日に行っています。

在園児のお母さん、あそぼうデーのお母さん、O.Bのお母さん、どなたでもOKです。

保育園で気軽におしゃべりしてみませんか?

昨年18年度からはじめたのですが、今は毎週木曜日を楽しみにしている方がいてとても嬉しく思っています。

ほんとに気軽にわいわいお茶を飲みながら話をしています。

子育てのことや学校のこと。いろんなことをお母さん同士が話され、みんなで考えたり、「こうしたらよかったよ」と教えてもらったり、おたがいが支えあっている関係だと思います。

笑いは人と人とのかかわりを気持ちよく成立させる最も有効な手段だといわれていますが、ほんとに笑いのある場はとても大切で、その場はあったかくなりますよね。

私もお母さん同士の会話の中に入ったり、最近はお母さん方におまかせして楽しく過ごしてもらっています。

帰るときのお母さん達は笑顔いっぱいです。「また来るわ。」「来週ね。」といって帰られる姿を見ると本当に嬉しいです。みんなで子育てしていきたいですね。

 ながさわ保育園にたくさんの地域の人達が気軽に出入りできるような、そして顔見知りとなり、人と人のつながりが広がっていけばいいなと思います。そして、井戸端会議のような雰囲気であちこちで話の輪ができ、なんでもないような話の中で子育ての不安を解消したり、励ましあったりするそんな流れの中で子育てはできていくのだと思います。

7月の行事予定

7月の献立


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