園 長  中 瀬 弾 正

5月末の土曜日にサーキットで、鈴鹿市の私立保育園の最大の行事である「はばたきの会」が開催されました。講演の後、懇親会があり、行政の人、県会などの議員さん、園長それに保育士、総勢280人の参加がありました。

今年の講演者は四日市南高校の先生で、社会学博士の太田仁先生でした。太田先生が加佐登の杉の子養護学校にいらっしゃった時、約8年前にながさわ保育園でも、保護者向けにお話をしていただいたことがあります。それから1昨年県社会福祉協議会主宰の「保育総合研修会」でも講演を聞かせてもらったことがあります。今回で3回目です。お話の時間は1時間半ですが、その間、動作を交えたユーモアたっぷりの熱弁で、よく分かるように話して下さいました。演題は「明るく、元気で、強い心を育てる家族の条件というものでした。

                            

先生の話の中に、「私たちのこころが育つために基礎」として

生きるということは、人と人とのつながりを通してのみかなえられる

私たちにとって最も基本的なつながりである家族を、心身の交流の基礎集団としてとらえる

というのがありました。

 今、このように一番大事ないわゆる「家族」というものの影が見えなくなってきています。昔というと又かと思われますが、テレビがそんなに普及してない頃、お父さんがもっと早く帰ってきたような時代は家族が揃って食卓を囲み取りとめもない色々な話題で時が過ぎ、自然と家族同士の絆も強まり、また親の考え・生き方も自然に子どもに伝わっていったものです。また、「地域」というものがあり、色々な大人や子どもたちとの出会いも自然な形でたくさんありました。今新聞のいわゆる3面記事はさまざまな不可解な事件ばかりです。昔のように怨恨など人と人とのつながりに関係のない事件が多いので、警察もなかなか犯人像の見当がつけられません。そういう事件を通して見えてくるのは、人間関係が十分に出来ない人たちの姿、孤独な人々の姿です。

 ここまで来たら「今は時代がちがう」といって済まされない事態です。太田先生の上の言葉「★生きるということは、人と人とのつながりを通してのみかなえられる」の「人と人とのつながりを通してのみ」をもう一度真剣に考えてみる必要があります。いくら勉強が出来ても、いくら何々が上手くても、人間関係が出来なければ何にもなりません。

身体とともにこころを全方位に鍛えて、立派な大人にしてくれるのは子ども時代の「遊び」です。子ども時代の「遊び」の大切さをもう一度見直さなければなりません。

それと、そういう時代だから仕方ないと済まさずに「家族の団欒」をもっと重要視しましょう。それが何よりの子どもの教育なんですから。

6月の行事予定

6月の献立


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