園長  中 瀬 弾 正

約50年ぶりに小学校時代の同窓会が先月初めにありました、会ってすぐに分かる人、しばらくして「そう言えばそうか、面影があるし」と一言話すと50年前のその人に思いがスーッと行く人、中には中々名前と顔が一致しない人もいましたが、とにかく同級生ということでなんの遠慮もいらず、会った瞬間から「お前か、変わらんな〜」、「俺なんかさ・・」といった具合にすぐ50年前の古きよき時代にタイムスリップしました。

私たちの小学校時代は朝、登校すると運動場でドッジボール、ソフトボール、鉄棒、猫ドン(一種の陣取り遊び) やら、そこかしこで色々な遊びが始まりいつも運動場は生徒であふれていました。授業の合間のわずか10分の休憩時間にも外に出て遊ぶ子がたくさんいました。  

先生も出てきて、ドッジに加わったり、ソフトボールをノックしてくれたりして、私たち子どもの中に入って一緒に遊んでくれました。そのノックのボールが顔にあたって鼻血を出したとか、当時の色々な話題に花が咲きました。

とにかくみんなボール一つや地面に線を引いただけで、色々な遊びを発明しルールを作り、みんなは夢中になって遊びました。

運動場がいっぱいになり、それぞれが色々な遊びをするわけですから、怪我やけんかみたいな衝突もいっぱいあっただろうと思いますが、そういう中で、私たちは怪我をしないような身のこなしを、又けんかをしてもそこそこに収める方法を自然に身につけていったのだと思います。大怪我をしない、大きなけんかにならない、そういった「生きる智慧」が自然についていったように思います。

今の子どもたちは、何かと忙しいし、遊ぶ場所や時間がないし、社会も色々な物騒な環境になってきています。欲しいものは一応何でも手に入るし、何不自由ないようですが、心置きなく遊ぶ時間や場所がなくなったという、そういう点で可愛そうだと思います。時代の流れと片付けてしまえばそれまでですが、今まででは考えられないような変な事件が頻繁に起きる時代であるからこそ、何とかして、子どもたちに自由な時間、そしてその中で仲間と夢中になって遊ぶ環境をつくってやらなければと思います。本来子どもは「遊び」によってのみ「大人」に育っていくのだと思います。その土台があってはじめて「勉強」です。

今の子どもたちは還暦を迎え、同窓会を開いた時、「ああ、自分の子ども時代は幸せだったなー」と思えるのか少し心配です。こういう時代をつくったのも全て我々大人の責任なのですが・・・。

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